オーディオについて
大学生の頃、クラシック音楽が好きになり、せっせとせっせとアルバイトをして、オーディオセットを一式購入しました。プレーヤーにはデンオンのターンテーブル、アームにはSME(英国の有名なトーンアーム専業メーカー)、カートリッジには当時放送局で使われていた(と言われていた)デンオンのDL-103Sを使い、アンプにはLUX、FMチュナーにはテクニクス(松下電器のオーディオブランド)、スピーカーにはヤマハとラインアップを揃えました。あっ、そうそうデッキはテクニクスの新たに販売が始まったテープパスがU字のオープンリールにするか、ナカミチの超高級デッキにするかまよいましたが、結局操作ボタンがロジックコントロールで心地よくてダブルクローズキャプスタン?とかのナカミチのデッキにしました(全く高かった)。その頃のオーディオ雑誌には瀬川冬樹さん、菅野沖彦さんの評論記事が掲載されいて、そこにはJBLのモニタースピーカー43xxシリーズやAltecのモニタースピーカー、Mark LevinsonやMaCintoshのアンプ、EMTのターンテーブル、Revoxのデッキと今でも憧れのオーディオ機器が毎回登場していました。オーディオの購入と共にLPレコードも段々と増えてきました。ショパン、ベートーベン、モーツァルト、マーラー、ドビュッシー、バッハなどいろいろ聴きまくりました。
さて、大学を卒業し、コンピュータの営業企画部に入り、もう音楽を聴く時間はありません。更に結婚するとオーディオの予算は全く計上できずに、たまに本屋さんでオーディオの雑誌を立ち読みして、例のJBL、Mark Levinsonがいいなあとと思うだけです。
そして、最近遅ればせながら、MDプレーヤーからシリコンオーディオを購入し使い始めました。MP3やMP4などの圧縮などは知っており、PCではiTunesでUSBの外付けを使っていましたから、最近の音楽状況は知っています。使ってみるとあの大きさにしてはとてもiPodって音がいいですね。更に音楽だけでなく英語教材を入れ英会話の勉強にも使っています。音楽を聴く時、音楽を聴く場所が時代が変われば変わるものです。あっそうそう、昨年、昔のオーディオ誌を読みたくなり、「ステレオサウンド」誌の六本木の出版社へ行ったところ、そこには発刊当時から揃っていて、時間を忘れ、読んでいました(見ていました)。いい音でまた音楽を聴きたいので、しばらくぶりにオーディオを始めよう!
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